牧師  ≪宗教・雑誌・結婚≫

キリスト教のプロテスタントの教職者。

その地位は、各教派によって異なる。英語・ドイツ語では「Pastor」と呼ばれる。

プロテスタント教会の牧師についての定義は、教派により多様である。

そのためすべてのプロテスタントの牧師理解をまとめて、こうであると提示できるような定義はない。

「牧師」は按手礼を受領し、三位一体の神と教会とに仕え、礼拝において説教をし、聖礼典を執行し信徒を牧会する務めをなす者をいう。

したがって、特定教会に属さない巡回説教者、ミッションスクールの聖書科教師(教務教師)、教会担任教師を隠退した者(隠退教師)などは、按手礼を受領し、教師資格を保持していても厳密な意味での牧師ではない。
規模の大きな教会では複数の教職者を擁することがある。

その場合、筆頭者を主任担任教師、または主任牧師と呼び、それにつづく教師を副牧師と呼ぶ場合がある。

しかし、副牧師という職制は存在しない(副牧師としての按手礼は存在しない)ため、主任牧師も副牧師も共に一牧師であるとの神学的理解から、意識的に副牧師という表現を避ける教会もある。

プロテスタント教会では、聖徒の交わりのうちにあって立てられた役務としての牧師であり伝道師としての理解がなされるため、上位聖職者、下位聖職者というような理解は適切ではない。

一般の認識とは異なり、牧師は教会内部では聖職者と呼ばれない。

これは牧師職が聖性を欠くからではなく、プロテスタントの万人祭司の強調から、牧師個人を聖性において会衆と区別するかの如き呼称をよしとしないからである。

プロテスタント教会では牧師を教職者と呼ぶか、教派共通語として教役者と呼ぶことが一般的である。

update:2010年01月28日